山河草木

特に目的もなく、誰にともなく、雑記帳のようなものです。PCやデバイスの話題が主になると思いますが、他のことにも触れるかもしれません。

東京メトロの無料Wi-Fiサービス

今日から開始と発表されていた、東京メトロの無料Wi-Fiサービスを使ってみました。通勤の途中だと地下鉄の駅にいる時間は短くてWi-Fiに接続して何か作業することは殆ど無いでしょうし、Wi-Fiがなくても4G接続で事足ります。ですからこのサービスは謳われている通り、3G/4G回線を持っていない旅行者等が本来の対象と考えてよいでしょう。初めての土地でウェブアクセスがあると安心できますから、東京オリンピックに向けてこういうサービスの充実は良いことだと思います。

 

サービスを利用する際はWi-Fiを有効にしてセキュリティのかかっていないアクセスポイント(メトロのSSIDはMetro_Free_Wi-Fi)に接続し、ブラウザから任意のウェブサイトにアクセスするとゲートウェイによる認証画面が表示されます。認証と言っても、メールアドレスを登録するだけで、またそのメールアドレスを利用した確認の手順まではないようです。この辺りの設計は、出来る限り利用の障壁をなくそうという思想なのかもしれません。

 

一度認証されると、3時間は自由にウェブアクセスできるようになります。HTTPしか使えないというような制約も特にはなさそうです。たまたま更新されていたアプリをダウンロードしてみましたが、十分な速度が出ていたように感じました。旅行者ならオンライン地図や旅行ガイドのような比較的データ量の多いサイトを使いたいでしょうから、利用者が増えても速度があまり低下しないとよいですね。

 

使い始めに一度ブラウザで何処かのウェブサイトにアクセスしなければならないのが不便という方は、Japan Connected-free Wi-Fiというアプリを使用することで手順を簡素にできます。最初にユーザー登録を済ませておけば、Wi-Fiが対象のSSIDに接続している状態でアプリから「インターネットへ接続」を押すだけです。ただしブラウザからの認証に必要なのはメールアドレスだけですが、このアプリでユーザー登録する際にはメールアドレスに加えて名前と性別と年代も入力しなければなりません。利用状況の分析のためだとは思いますが、メールアドレスがあるのだから名前までは不要だったのではとも思います。

 

何でもかんでも個人情報といって敏感になるのもおかしいですが、必要性の分からない情報を集めるのは感心できませんね。