山河草木

特に目的もなく、誰にともなく、雑記帳のようなものです。PCやデバイスの話題が主になると思いますが、他のことにも触れるかもしれません。

Android 5.0 Lollipop & iOS8.1.1

今朝起きたらNexus 7Android OSのアップデートが通知されていました。11月13日にOTAでのロールアウトアップデートが始まっていましたから、5日目に順番が回ってきたことになります。新しい機能やユーザーインターフェイスを早く試してみたいという気持ちもありますが、iOS8.0.1でのトラブルを考えると一度に多くの端末で不具合が起きるのを防ぐことができるこのやり方は賢明なのかもしれません。

 

Android 4.4からの変更点はたくさんありますが、頻繁にアクセスすることになるロック画面の使い勝手が大きく変わりました。まずロック画面ウィジェットがなくなり、その代わりにロック画面に直接通知を表示できるようになりました。通知を見ることができるのも便利なのですが、残念ながら予定表やタスクをロック画面で確認する使い方はできなくなりました。

 

フェイスアンロック(顔認証)の手順も変わっています。これまでと異なり、設定→セキュリティ→画面のロックではフェイスアンロックを選択することができません。顔認証は、設定→セキュリティ→Smart Lock内のトラステッドフェイスになりました。画面ロックの方法でパターン、PIN、パスワードのいずれかを選択した上で、トラステッドフェイスを有効にしておけば顔認証でロック解除できるようになります。

 

ロック画面でインカメラの画像が表示されなくなり、顔認証の状況は少しわかりづらいです。ロック画面中央下のアイコンを見て、このロックアイコンが表示されているときは顔認証が時間切れになったかまたは機能していません。OS再起動直後は一度は顔認証以外の方法でログインする必要があるらしく、気をつけましょう。時間切れになっただけなら、一度画面を消して再びロック画面を表示すれば再挑戦できます。

f:id:philip-marlowe:20141118230331p:plain(出典: https://github.com/google/material-design-icons

顔認証中はこのアカウントサークルアイコンに切り替わります。Android 4.4までと比べると認証にかかる時間は短く、顔の向きが少し違う場合などでも認証できるようになっているように感じました。ただし、画面を横向きにすると認証できなくなるところは相変わらずなようです。ポートレートモードでロック解除するにはパスワードなどを入力する必要があります。

f:id:philip-marlowe:20141118225823p:plain(出典: https://github.com/google/material-design-icons

顔認証に成功したあとも、Android 4.4のように自動でホーム画面に切り替わったりしません。アイコンがこのオープンアイコンに変わりますから、パスワードがかかっていない時のようにスワイプすればホーム画面を開くことができます。正直、以前とは手順が違いすぎて少し戸惑いました。しかしAndroid 4.4ではあるバージョンから顔認証中の画像が潰れて表示されるようになり、認識精度もお世辞にも良いとはいえなかったためこのアップデートはとても嬉しいです。

f:id:philip-marlowe:20141118230348p:plain(出典: https://github.com/google/material-design-icons

iOS指紋認証のほうがおそらく精度も安全性も高いのだと思いますが、パスワードなども操作を覗いて見破られてしまうため顔認証は便利さとのトレードオフで使える機能だと思います。そういえばAndroid 5.0になってタッチパネルのビジュアルフィードバックが派手になり、パスワード入力を盗み見られる危険性が高くなっているかもしれません。

 

ちょうど同じ頃にiOS8.1.1もリリースされました。こちらはiPhone 6 Plusにとっては不具合修正のようですから、今の時点で特に問題も報告されていないのを見て更新しました。例のアプリインストール時のOSクラッシュがなくなっていることを願っています。