山河草木

特に目的もなく、誰にともなく、雑記帳のようなものです。PCやデバイスの話題が主になると思いますが、他のことにも触れるかもしれません。

Amazon Kindle

Kindleの新しい機種が発売になり、かねてより噂のあった高解像度版がラインアップに加わっています。Kindle Paperwhiteは2013年版を継続販売し、廉価版の無印Kindleを刷新、最上位機種としてKindle Voyageが高解像度e-inkを搭載して新登場しました。Kindle Voyageの性能には惹かれますが、さすがに電子書籍リーダーに2万円は躊躇してしまいます。活字には今のPaperwhiteの解像度で十分美しく、時々ある挿絵はそもそも画像の解像度のほうが追いついていないような状況ですから、Voyageはコミック向けのように感じます。リフロー非対応の書籍を軽快に読めるカラー版ならこの価格でも良かったのですが、モノトーンでこれだとカラーe-inkの端末は出てもすごい値段になるのかもしれません。

 

Paperwhiteの2012年版と2013年版を持っていて、2012年版のほうは長女に譲りました。本をKindleで読むようになってから明らかに読書量が増えました。理由は二つあって、一つ目はたくさんの本を簡単に持ち歩けること、もうひとつはAmazonKindle書籍を頻繁に安売りしていることです。読む本を決めて持ち出すのと違い、いつでも気分に合わせて読みたい本をすぐに開けるのはとても快適で、ちょっとした待ち時間にも少しでも読むことができますし、じっくりと読むときでも読み始めるまでの動作が単純です。そして、毎日Amazonを見ていると時々読みたいと思っていた本が安くなっていたり、大規模なセールがあると面白そうな本がないか探してしまいます。

 

子供はもともと本が好きで媒体が紙かKindleかにかかわらずよく本を読んでいますが、大人も本を読んでいる姿を見せることは子供が継続的に本を読む習慣付けに役立っていると思います。経験から身につけることと、本から身につけること、バランスよく取り入れていって欲しいです。本でなければ簡単には経験できないことや、膨大な時間を費やさなければ身につけられないことでも、本を読むことで擬似体験を通じて身につけられるのが人間の大きな強みだと思います。出版社にはぜひ子供の読める本をもっと電子書籍化して欲しいです。子供のうちに本を読む習慣ができれば、大人になっても本を読みますから、良い先行投資になるのではないかと思います。

 

(訂正) Kindle VoyagerではなくKindle Voyageでした。文中の該当箇所を修正しました。