山河草木

特に目的もなく、誰にともなく、雑記帳のようなものです。PCやデバイスの話題が主になると思いますが、他のことにも触れるかもしれません。

SmartNews and livedoor Reader

先日iPhone 6 & 6 Plusへの対応がゆっくりだとつぶやいていたところへ、SmartNewsのバージョン2.0.0がリリースされました。このバージョンで新しい画面サイズに対応したと同時に、海外にも進出したそうです。新画面サイズへの対応のお陰でニュース一覧の視認性が大きく上がり、とても使いやすくなりました。


SmartNews

Android版も同時に2.0.0になりましたが、こちらはなぜかタブレットでも大きな文字を使ったままで広い画面を活かせていません。Android は画素数だけでなく解像度も違う様々なデバイスに対応する必要があって容易では無いのかもしれませんが、いずれ対応してくださることを期待しています。

 

そんなニュースのキュレーションアプリが乱立気味な中、livedoor Readerの終了が発表されました。


【重要】 livedoor Reader サービス終了のお知らせ|livedoor Reader 開発日誌

昨年のGoogle Reader終了に続き、クラウドRSSリーダーは大手でも続けていく旨味がないようです。自分でソースを選んで、たくさんのニュースを1つずつ目を通していくニュースの読み方は大多数のカジュアルユーザーには必要ないものだと思います。キュレーションアプリで取り上げられたものから、タイトルや画像で興味を惹かれたものだけ消費するというのがしばらく主流として続くでしょう。そうでなければ殆どの人には、ウェブにあふれる玉石混交の膨大な数の記事から何に目を通して良いのかさえわからないと思います。

 

それでもfeedlyのようなクラウドRSSリーダーは残ると思います。昔はThunderbirdRSSを購読していましたが、Google Reader複数の端末から同じようにニュースを読めるようになったことで飛躍的に効率が上がりました。キュレーションアプリを使うようになってからも、何かによってピックアップされたものを消費する読み方と、必要なソースから積極的に取り込んでいく読み方は全く別のものです。今後も両者は共存し、ビジネスマンにとって後者は欠かせないはずです。

 

様々あるキューレーションアプリはここから淘汰されていくだろうと思います。グノシーは当初一歩先を行っていたようですが、ユーザー集めに必死になりすぎて中身の成長が追いついていないまま赤字が膨らんでいます。LINEニュースは、ふとニュースを見たいときの軽快な動作がLINEのユーザー層に向いていますが、他の特徴がよくわかりません。LINEそのものの影響力はとても大きいですね。経済特化と言われているNewsPicksは狙いは良いのですが、タイムラインに表示されるコメントがずれていてその上に大量のLIKEが付けられている時にも気にしない、おおらかさが読み手に求められます。ちょっと変わったところでは貴重なWindowsストアアプリのMy Time Lineはカテゴリーが多すぎたり分類精度が低かったり、さらに視覚効果のせいで操作がもたついて開くのが面倒になりました。これらの幾つかは特徴を伸ばして、使いやすく進化して欲しいです。

 

当初はGoogle Newsと同じように記事の無断利用とも言われましたが、SmartNewsは着実に更新を繰り返して、キュレーションアプリの使われ方にあった姿を目指していると思います。